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スズメ研究 

​スズメの繁殖システム:つがい外父性と種内托卵に着目して

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​鳥は、つがいで子育てをする一夫一妻の繁殖システムをもっています。しかし雌雄は自分の遺伝子を

少しでも多く残すために、つがい外父性(浮気)種内托卵(託児)積極的に行います。

スズメは、私たちにとって最も身近な鳥であるにも関わらず、繁殖生態はほぼ未解明です。そこで、繁殖に関するデータ(巣立ち率や給餌回数など)と合わせて、浮気・託児の頻度や理由について明らかにしようと研究を行っています。

 

スズメの繁殖期である3~8月、北海道大学構内に設置した巣箱の繁殖追跡をする野外調査を行っています。調査では、巣箱のモニタリングとともに親子のスズメを捕獲し、血液を採取します。次に遺伝解析をして、親子関係を調べることで浮気や託児が判明します。​

ミクロからマクロまで幅広いアプローチで、身近な生物の知られざる生態を明らかにする研究です。

☆北海道新聞、朝日新聞でスズメの研究が紹介されました!(2020.2.29)

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