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スズメ研究 

​スズメの繁殖システム:つがい外父性と種内托卵に着目して

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​鳥は、つがいで子育てをする一夫一妻の繁殖システムをもっています。しかし雌雄は自分の遺伝子を

少しでも多く残すために、つがい外父性(浮気)種内托卵(託児)積極的に行います。

スズメは、私たちにとって最も身近な鳥であるにも関わらず、繁殖生態はほぼ未解明です。そこで、繁殖に関するデータ(巣立ち率や給餌回数など)と合わせて、浮気・託児の頻度や理由について明らかにしようと研究を行っています。

 

スズメの繁殖期である3~8月、北海道大学構内に設置した巣箱の繁殖追跡をする野外調査を行っています。調査では、巣箱のモニタリングとともに親子のスズメを捕獲し、血液を採取します。次に遺伝解析をして、親子関係を調べることで浮気や託児が判明します。​

ミクロからマクロまで幅広いアプローチで、身近な生物の知られざる生態を明らかにする研究です。

☆北海道新聞、朝日新聞でスズメの研究が紹介されました!(2020.2.29)

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ABOUT US

北海道, 長野県, 大阪府, 沖縄県など全国各地を対象に鳥類の生態, 行動, 進化などを研究しています.​

鳥類の繁殖・捕獲調査について

​鳥類の繁殖調査・捕獲調査は, 環境省・山階鳥類研究所・地方行政団体の許可の下, 安全な方法で, 細心の注意を払って行っています.

野鳥の巣への過度な接近や, 許可のない野鳥捕獲は絶対に行わないでください.

​詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください.

新型コロナウイルス(COVID-19)対策について

​新型コロナウイルス(COVID-19)対策として, 調査地への移動の際には, 

PCR検査, 抗原・抗体検査, 2週間の外部との接触自粛等を行っています.

また, マスク着用, 手指の消毒などを徹底し, 感染拡大防止に努めています.

お問い合わせ

​北海道札幌市北区北10条西8丁目

北海道大学 理学部 5号館 513号室

mtakagi[at]eis.hokudai.ac.jp

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